本「幸せになる勇気」レビュー 教育とは?愛とは?対人関係、子育ての悩みを解決してくれる

本「幸せになる勇気」レビュー

本のレビューです。

題名:幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII
著者:岸見一郎 古賀史健
出版社:ダイヤモンド社
発行日:2016年

概要

嫌われる勇気」に続く岸見一郎さん、古賀史健さんによるアドラー心理学の解説本です。

アドラーはフロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨匠です。
Wikipediaでも解説が出ています。

「嫌われる勇気」と同様に本来は学術的なアドラー心理学をかみ砕いて、ストリー仕立てで書かれています。

「嫌われる勇気」では自分の事が嫌い、他人との交友が嫌いな青年がアドラー心理学を諭す哲人との会話形式で、どのように考えたら幸福になれるかが書かれていました。

「幸せになる勇気」では学校の先生になった青年が再び哲人を訪れ、荒れ果てた自分のクラスについて哲人と話し合いを行います。

「幸せになる勇気」では教育論から話が始まり、交友、愛と繋がっていきます。

第一部では「教育の目標は自立」、「尊敬とはありのままにその人を見る事」「他者の関心事に関心をよせよ」等、教育とは、生徒とのかかわり方等が書かれています。

また、人が『「変われない」ほんとうの理由』や『あなたの「いま」が過去を決める』などが書かれています。過去の出来事が今の人格を作るのではなく、あなたの目的を達成する為に都合のよい過去の出来事を引っ張り出すとしています。

第二部では教育論の続きが書かれています。
「教室は民主主義国家」「叱ってはいけない、ほめてもいけない」、生徒の「問題行動の目的」、「罰があれば罪がなくなるのか」等が書かれています。「問題行動の目的」では、問題行動を5段階に分けて詳しく説明しています。

第三部では、「ほめて伸ばす」を否定する理由、「共同体の病」、「わたしであること」の勇気、教育とは「仕事」ではなく「交友」、などと書かれています。
ここでは、アドラー心理学の中で一番わかりにくい「共同体」について掘り下げて書いています。
また、「わたしであること」の勇気と絡めて自立とはどういうことかを再度説明しています。

第四部では、「信用」と「信頼」の違いとは?、「すべての喜びもまた、対人関係の喜びである」、大切なのは「与えられたものをどう使うか」、人は人とは、永遠に分かり合えない、等が書かれています。

先生と生徒の関係が交友であるべきとする哲人の意見に賛同できない青年に交友について説明しています。
アドラーは社会で生きていくにあたって、直面せざるを得ない課題を「人生のタスク」と呼び、「仕事の関係」「交友の関係」「愛の関係」の3つを挙げ、そこに発生する対人関係に注目しています。
先生と生徒は「仕事の関係」ではなく、「交友の関係」であるべき理由を説明します。

第五部では、前作「嫌われる勇気」では触れていなかった「愛の関係」について書かれています。
愛は落ちる物ではなく、意思の力によって何もないところから築き上げるものだからこそ、愛のタスクは困難なものとしています。
また、「他者を愛する技術」の必要性について語っています。
そして愛によって自立でき、その先にあるものは・・・。

感想

「嫌われる勇気」同様、「幸せになる勇気」も非常に面白い内容でした。
この2つの本は理解、実践できるようになるまで、定期的に何度も読みたいと思います。

自立とは、他人との接し方とは・・・。
相変わらずの劇薬です。
この本を読んで、自分も自立できていない部分があり、それが対人関係の悩みの原因にもなっていると思いました。また、自分の考え方ひとつで、変えられるとも思いました。

今後、考え方を変えていきたいと思います。

また、先生と生徒の関係は親と子供の関係にも当てはまると思います。
子供との接し方はとても参考になります。

子供が自分の言うことを聞かないと悩んでいる方にとっては、目から鱗です

自分は子供に対してはこの考え方ができていると思っていましたが、できている部分もあるが、できていない部分もある事を認識しました。
子供との接し方も変えていきたいと思います。

おすすめ度

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