本のレビューです。
概要
著者はブログChikirinの日記の著者であるちきりんさんです。
ちきりんさんはWikipediaにも載っています。
ちょっと変わった経歴の様です。
早期にリタイアし、ブログ、出版をされている方の様です。
ブログ界隈では結構有名な方の様です。
内容
特に教授等の思考方法について研究されている方でもなければ、コンサル会社で学んだ思考方法を紹介してるわけではありません。
完全にちきりんさんの独自理論の紹介の様です。
9章に分けて書かれています。
各題目は以下になります。
序 | 「知っている」と「考える」はまったく別モノ
プロ野球の未来について考えてみよう
1 | 最初に考えるべき「決めるプロセス」
会議を重ねてもなにも決まらないのはなぜ?
2 | 「なぜ?」「だからなのなの?」と問うこと
合計特殊出生率が上がっても少子化は止まらないです
3 | あらゆる可能性を検討しよう
日本にも格安生活圏が必要では?
4 | 縦と横に比べてみよう
戦後経済の縦横比較から見える日本が進むべき道
5 | 判断基準はシンプルが一番
婚活女子を見習おう!
6 | レベルをそろえて考えよう
生活者目線で霞ケ関の組織図を書いてみた
7 | 情報ではなく「フィルター」が大事
就活のための企業研究が無意味なワケ
8 | データはトコトン追い詰めよう
自殺の動機トップが「健康問題」ってホント?
9 | グラフの使い方が「思考の生産性」を左右する
階段グラフで電気料金の大幅削減に成功!
独自理論なのでおもしろい部分もありますが、
40代サラリーマンからすると大半が知っている事でした。
ですが、ビジネスマンとしては知っておくべき内容だと思いますので、
思考方法について学ばれた事がない方には面白いと思います。
ちょっと残念だったのは、思考方法とはちょっと話がそれる内容が多かったです。
具体的な例題をあげながら説明してくれるのですが、
例題が具体例なので、そちらの内容に脱線しがちです。
そこがこの本の面白い所でもあるのですが、
思考方法以外興味がない方は、その辺は読み飛ばした方がよいかと思います。
おすすめ度
社会人として20代までに覚えておきたい思考方法が書かれています。
大学生~20代の方が読まれると良いかと思います。
おすすめ度:★★
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