「走りのサイエンス」レビュー
本のレビューです。
題名:走りのサイエンス
著者:桜井 智野風
出版社:株式会社枻(えい)出版社
発行日:2016年
走りのサイエンス
概要
ランニングの基礎となる「走るための知識」をまとめた本です。
・フルマラソンでかかる脚への衝撃
・ランと筋トレ、どっちを先にやるとよいか
等、30項目について書いてあります。
どの項目も科学的根拠を元に深堀して書いてあります。
著者が桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部教授でスポーツ科学、運動生理・生化学を専門とされている方の為、本格的な内容が書いてあります。
と言っても要点だけを分かりやすく書いてあるため、非常にわかりやすいです。
・年を取ってから急に運動すると筋肉痛が3日後に来るのは年齢のせいじゃない
・筋肉痛は乳酸が原因ではない
等、過去の常識とは違う事も書かれています。
書かれている項目を載せておきます。
CHAPTER1 走りの基礎知識
SCIENCE1 ウォーキング・ジョギング・ランニングはどう違う?
SCIENCE2 フルマラソンでかかる脚への衝撃は?
SCIENCE3 人はどのくらい走り続けれるのか?
CHAPTER2 フォームの基礎知識
SCIENCE4 走るスピードは何で決まるのか?
SCIENCE5 競歩とランニング、速いのはどっち?
SCIENCE6 100m走とマラソンはどう違う?
SCIENCE7 なぜ腕振りが重要なのか?
SCIENCE8 プロネーションって何だ?
CHAPTER3 トレーニングの基礎知識
SCIENCE9 有酸素運動と無酸素運動の違い
SCIENCE10 ランと筋トレ、どっちを先にやる?
SCIENCE11 ランニングでヤセるのは本当か?
SCIENCE12 ゆっくり長く走ると速くなる?
SCIENCE13 心拍トレーニングって何だ?
SCIENCE14 朝ランと夜ラン、どっちがいい?
CHAPTER4 栄養の基礎知識
SCIENCE15 ランニングに必須の栄養素は?
SCIENCE16 脂肪は少ないほうがランには有利?
SCIENCE17 スタミナは何で決まる?
SCIENCE18 走りと筋肉の関係
SCIENCE19 水か、スポーツドリンクか?
CHAPTER5 疲労・痛みの基礎知識
SCIENCE20 なぜ「疲れた」と感じるのか?
SCIENCE21 筋肉痛はなぜ起こる?
SCIENCE22 乳酸は悪者か?
SCIENCE23 グリコーゲンローディングの真実
SCIENCE24 エネルギー切れを防ぐには?
SCIENCE25 上りと下り、ツラいのはどっち?
CHAPTER6 アイテムの基礎知識
SCIENCE26 ランニングウエアを着るメリットは?
SCIENCE27 シューズを科学する
SCIENCE28 グローブを科学する
SCIENCE29 サングラスをかける意味
SCIENCE30 声援のサイエンス
感想
一歩深い走りのうんちくを身につけるのに最適です。
自分は、練習方法の見直しをするきっかけになりました。
フォームの修正されたい方は別の本を読んだ方がよいです。
おすすめ度
おすすめ度:★★★
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