こんにちわ。
唐突ですが、裁判の傍聴に行ってきました。
特に家族や知り合いが訴えられたとかではありませんので、ご心配なく。
このマンガは、裁判の傍聴を趣味とする主人公を通じて世の中にはこの様な人もいるんだと言うのを描いています。
で、このマンガを読んで実際はどんなものかと思い、裁判を傍聴してきました。
1日裁判所で滞在して3件の裁判を見たのですが、どれも刺激的でした。
その中の1つから学んだ事と言うか、改めて実感した事が「無知は罪なり」です。
どんな内容かを簡単に説明します(記憶を元に書いてますのでザックリとした内容です)。
傍聴したのは判決があった1日のみです。傍聴した判決と理由を説明します。
その裁判は障害致死罪でした。
被告は見た目、年齢70歳以上(実年齢はわかりません)の方でした。
被告が叔父の介護中(おむつの交換中)に非協力的な叔父にイラっとして下腹部を一発殴ったら、数日後に亡くなっていたとの事でした。
この時は、お年寄りがお年寄りの、しかも叔父(親ではない)の介護をしているのだから、
殴ったのは良くないが、介護の大変さを考慮して情状酌量とかで罪が軽減されるのかなぁと思って聞いていました。
そして、判決内容が言い渡されました。
「実刑判決3年」。
障害致死とは言え、軽いなと思いながら聞いていました。
やはり情状酌量かと思っていました。
(特に刑の適正がわかっているわけではありません)
次に裁判官から判決の理由が説明されました。
▮裁判官
まず、非協力的な態度だったとは言え、無抵抗な方を叔父を殴るのは許されない。
◇自分の感想
まぁこれはその通り。
▮裁判官
次に救急車等への連絡が暴行から2日経っており、死亡後だった。
暴行して帰宅後、被告は自身の奥さんに言われて2日経ってから様子を確認しに行った。
そしてその時には既に亡くなられていた。
暴行後、すぐに救急車を呼べば助かったかもしれないが、
◇自分の感想
これはダメだ。裁判官の言う通り。
▮裁判官
被害者は痴ほう症を患っているが、まだそれほど介護が必要なわけではない。
そして被告は痴ほう症にたいする知識が低いまま介護を続け、ストレスを溜めていた。
よって、これは起こるべくして起きた事件である。
よって、過去の犯罪歴はないが実刑とする。
◇自分の感想
ええ~~、痴ほう症にたいする知識が低いまま介護を続けたのを怒られるのか!!!
プロがお金を貰ってやってるじゃないよ!!!
ましてやおじいさんが身内の介護をしている状態ですよ~~!!!
それでもきちんと勉強してから介護しろと!!!
おじいさんが介護する大変さには一切触れられない!!!
キビしい、厳しい!!!!
と言うのが自分の感想です。
仕事であれば、専門知識を身につけるのは当然ですが、
仕事外でも求められるとは・・・。
これは子育も専門知識を身につけてから行えと言う事になります。
魔の2歳児が泣いても怒ってはダメ。
幼稚園児が物を1人占めしてても怒ってはダメ。
小学生低学年の子が時間を忘れて遊んでいても怒ってはダメ。
自分は色々勉強しているつもりですが、知識が足りているかは不明です。
みなさんの知識は足りていますか?
知識がないまま育児をして問題が起きた場合、
起こるべくして起こったと言われる様です。
無知は罪なり
知りませんでしたは通用しない世界です。
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